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配役(キャスティング)〜学習発表会〜

役(キャスト)はどのように決まる?

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心のざわつき

この時期に話題(課題)になるのが、学習発表会の配役(キャスティング)です。
いつの年もどこかで、ざわざわしています。

また、私たちの目に見えないところで、心がざわついてもいるのでしょう。

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悩むことは心の営み

多くの場合クラスの活動の中で、物語や絵本の展開を説明、調整、創作して、その次は、誰が何をするのかを決めていきます。

場面を提示して、どれになろうかな、しようかな、と決めることが多くあります。

また年長組ではそれぞれが役どころを創りだします。

子どもたちの理解はゆっくりなので、目の前の配役にかかる顛末をてきぱきと理解するわけではありません。
わけのわからないうちに配役が決められていた、私の知らないところで決められた、と思うこともあると思われます。

話し合いの場は過ぎたとしても、夜までに、心のざわつきが大きくなって寝つきが悪くなったり、泣けてきて、心の内を家族に話したりすることもあるでしょう。

それを受けてなだめて、理解を促して、朝を迎える場合もあれば、明日は先生に相談してみよう、と家族が伝達を引き受けたりすることもあるかもしれません。

受け止め

役を決めてからも、クラスではどんな気持ちだったのか、どんな気持ちでいるのかを受け止めようとします。
十分に受け止めができる場合ばかりではありませんが、子どもたちとともに努力を続けます。
年齢によりその内容は異なります。
例えば、家族からの申し出をクラスでの話し合いとしたり、さらにグループの中で話し合いをしたり、します。意見を交わすことで自分以外の人がいて、その人たちとともに生きていることを学びます。
誰かを蹴落として、自分がその役になろうなどとは誰も、実は望んでいいません。それが子どもたちの心です。
自分自身が自分自身と向き合って、「そうだね」と思える瞬間を探しているのです。

そのためのチャンスを作りたいと、心を傾けます。

かと思うと

かと思うと、最初から、自分のなりたいとする役から「遠慮」して、遠ざかっている場合もあります。

もう発表会をしている

こんな心の動きがすべて学習発表会ですね。
本番当日はその一部にすぎません。
今こそ、多くのドラマが生まれています。
心の中も忙しいはずです。

学習発表会は、今、進行中です。

Vol. 37 No. 68 12/20/2018

配役での悩みは人としての偉大なる営み


記録

2018年12月20日
修正
2018年12月20日
記述

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